アクア・デッレ・エルバ センテッド キャンドル ジーリオ・デッレ・サッビエ 180g レビュー
今回ご紹介するのは、イタリア・エルバ島発祥のフレグランスブランド、アクア・デッレ・エルバの「センテッド キャンドル ジーリオ・デッレ・サッビエ」です。日本未発売という希少性も相まって、手にした時の特別感は格別でした。さっそく、その魅力について詳しくレビューしていきます。
香りの第一印象:南イタリアの風を感じる繊細さ
箱を開けた瞬間から、ふわりと上品な香りが広がります。トップノートは、ベルガモットやレモンといった柑橘系の爽やかさが中心。まさに、地中海の日差しを浴びた果実を思わせるような、フレッシュでみずみずしい香りです。しかし、単なるシトラス系とは一線を画すのが、アクア・デッレ・エルバならではの繊細な調香。
そこへ、海のミネラルのような、ほのかな塩っぽさが加わることで、香りに奥行きと複雑さが生まれます。この「海のミネラル」のニュアンスが、まさに「ジーリオ・デッレ・サッビエ」(砂浜のユリ)という名前の所以でしょう。砂浜に咲くユリの花の、甘すぎず、しかし確かにそこに息づく香りを、見事に表現しているように感じました。
火を灯した時の変化:リラックス効果と空間演出
火を灯すと、香りはさらに豊かに、そして穏やかに空間に広がっていきます。トップノートの柑橘の爽やかさは少し落ち着き、ミドルノートへと移り変わっていきます。ここで主役となるのは、ジャスミンやイランイランといった、フローラル系の香りが、砂浜のユリのイメージと重なり合います。
しかし、これもまた、アクア・デッレ・エルバの巧みなところ。フローラル系の香りが強すぎず、あくまでも軽やかで、上品に漂います。まるで、潮風に乗って運ばれてくるような、自然で心地よい香りです。そして、ベースノートには、ムスクやアンバーといった、温かみのある香りがほんのりと感じられ、全体を優しく包み込みます。
この香りは、リラックス効果が非常に高いと感じました。仕事の合間に一息つきたい時、あるいは読書や入浴の時間をより豊かにしたい時にぴったりです。空間全体が、まるで地中海のリゾートにいるかのような、穏やかで洗練された雰囲気に包まれます。香りの持続性も十分で、一度灯せば数時間、心地よい香りが続きます。
キャンドルの質感とデザイン:シンプルながらも上質
キャンドル自体も、非常に上質な作りです。ガラス容器はシンプルながらも洗練されており、どんなインテリアにも馴染みやすいデザインです。180gというサイズ感は、大きすぎず小さすぎず、日常使いにちょうど良いボリューム感。パラフィンワックスではなく、植物性ワックスが使用されている点も、環境への配慮が感じられ好感が持てます。
火の灯りも、柔らかく温かい光で、部屋の雰囲気を優しく照らしてくれます。炎の揺らめきを見ているだけで、心が落ち着くのを感じます。芯も安定しており、燃焼中に偏ったり、ススが出やすいといったこともありませんでした。長く綺麗に燃焼してくれるので、最後まで心地よく使用できるのは嬉しいポイントです。
まとめ:五感を満たす特別な体験
アクア・デッレ・エルバの「センテッド キャンドル ジーリオ・デッレ・サッビエ」は、単なる香りを楽しむためのキャンドルではありません。それは、五感を満たす、特別な体験を与えてくれるアイテムです。
繊細で上品な香りは、日常に潤いと癒しをもたらしてくれます。心地よい香りと温かい灯りは、空間を上質なリラクゼーション空間へと変えてくれます。そして、シンプルながらも洗練されたデザインは、インテリアとしても存在感を放ちます。
日本未発売という希少性も相まって、自分へのご褒美はもちろん、大切な人へのプレゼントとしても最適だと感じました。香りの好みは個人差がありますが、この「ジーリオ・デッレ・サッビエ」は、多くの人に愛されるであろう、普遍的な魅力を持った香りだと思います。地中海の風と、砂浜に咲くユリの香りを、ぜひあなたの日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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