ディメーター アトモスフィア ソイ キャンドル ニューカー 170g レビュー
今回ご紹介するのは、日本未発売という希少性も相まって、以前から気になっていたディメーターのアトモスフィア ソイ キャンドル、ニューカーの170gサイズです。送料無料という点も、購入を後押しする大きな要因となりました。ディメーターといえば、ユニークな香りを次々と世に送り出すことで知られるブランドですが、この「アトモスフィア」シリーズは、特定の場所や情景を香りで再現することに特化しているとのこと。その中でも「ニューカー」という名前を聞くだけで、一体どのような香りが広がるのか、期待は高まるばかりでした。
開封と第一印象
届いた箱を開けると、シンプルながらも洗練されたパッケージが目に飛び込んできます。キャンドル本体は、ガラス製のジャーに入っており、重厚感があります。蓋を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、ディメーターらしい、やや控えめながらも存在感のある香りです。香りの説明書きには、「都会の喧騒、歩道に広がるコーヒーの香り、そして微かな雨の気配」とありました。これらの要素がどのように調和しているのか、火を灯す前から興味津々でした。
火を灯してからの香り
早速、キャンドルに火を灯しました。炎は安定しており、揺らめく光が部屋を暖かく照らします。火を灯してから数分後、香りが徐々に広がり始めました。最初に感じられたのは、おっしゃる通りのコーヒーの温かな香りです。それは、本格的なエスプレッソのような苦味のあるものではなく、どちらかというと、街角のカフェから漂ってくるような、親しみやすく、どこかホッとするような香りです。この香りが、空間全体に穏やかに広がっていきます。
都会の喧騒と雨の気配
次に、商品説明にあった「都会の喧騒」がどのように表現されているのかを探りました。これは、直接的な「騒がしさ」というよりも、むしろ都会の生活感、あるいは都会にいる人々の活気といったニュアンスで表現されているように感じました。具体的には、乾いたアスファルトの匂い、あるいは人々がすれ違う際の微かな香りの混ざり合いが、このコーヒーの香りと溶け合って、独特の都会的な雰囲気を醸し出しているように思えます。
そして、さらに興味深かったのが「微かな雨の気配」です。これは、直接的な「濡れた地面の匂い」というよりも、むしろ空気が澄んでいくような、清涼感のあるニュアンスとして感じられました。雨が降る前のような、わずかに湿り気を帯びた空気、あるいは雨上がりの後のような、クリアで落ち着いた雰囲気。この香りが、コーヒーの温かさや都会的な要素と絶妙なバランスで組み合わさることで、単なる「カフェの香り」では終わらない、奥行きのある香りに仕上がっているのです。
キャンドルの燃焼と持続性
ソイキャンドルであるため、燃焼は比較的クリーンで、ススが出にくいのが特徴です。170gというサイズ感ですが、アトモスフィアシリーズは香りの拡散性が高いと感じました。リビングルームで使用しましたが、部屋全体に香りがしっかり届き、かつ強すぎないため、長時間焚いていても疲れることがありませんでした。 燃焼時間も十分で、満足感があります。
使用シーンの提案
この「ニューカー」の香りは、様々なシーンで活躍しそうです。まず、朝のコーヒータイムには、まさにぴったりの香り。一日を始めるにあたって、穏やかながらも心地よい刺激を与えてくれます。また、読書や作業をする際にも、集中力を妨げずに、空間に落ち着きと洗練された雰囲気をもたらしてくれます。夜、リラックスしたい時には、都会の喧騒から離れた隠れ家のような空間を演出してくれるでしょう。雨の日の室内で焚くと、さらにその情緒的な香りが際立つように感じました。
まとめ
ディメーター アトモスフィア ソイ キャンドル ニューカー 170g は、期待を裏切らない、非常にユニークで洗練された香りでした。単に「コーヒーの香り」というだけでなく、都会の空気感や雨の気配といった要素が巧みに織り交ぜられており、まるでその場にいるかのような感覚を呼び覚まします。日本未発売という特別感もあり、香りにこだわりを持つ方にはぜひ試していただきたい逸品です。送料無料という点も、気軽に試せるチャンスであり、大変満足のいく購入となりました。
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